Pink Moon, Blue Moon

BGM : "Pink Moon" by Nick Drake http://www.youtube.com/watch?v=CaTNFZ8g--M&feature=fvw


今日はK-xの写真をメインにアップしようと思っていたけど、GXRの調子が良かったのでGXRの写真に変更。調子が良かったというのは、家のモニターで確認しても「OK」な写真が多かったということ。撮った後にカメラの液晶で確認して"OK"だと思っても家のモニターで見てみると色合いがイメージとは微妙に違ったり、よく見てみるとノイズが乗り過ぎていて使えなかったりすることが意外と多い。。。いちおう現場でも納得いくまで撮っているのに。。。僕の腕ではまだまだのようです。。。そんなミスを後で修正できるRAWというフォーマットで撮影する方法もあり、GXRでも出来るんですが、ファイルのサイズが大きくなる(つまり1枚のSDカードで保存できる枚数が極端に減る)、コンピューターのHDも食う、手間が掛かる。。。などの理由から基本的に使っていません。。。でもK-xの方では昨日の撮影から実験的にRAWでやっているので将来的にはRAW現像に移行するかも。

現場で納得いくまで撮るというのは、すなわち時によっては何十分も同じ場所で撮り続けることも。そして今日も納得いくまで月を撮っていると数メートル離れたところに人。。。しばらく撮っていても移動する気配無し。僕が撮っている場所待ちかな?とも思ったけど、こっちも納得できるまで動く訳にはいかない。そんなこんなで数十分撮っていると、ついに声を掛けてきました。話を聞くと、大学生で、公園を散歩中にひと休み、横を見てみると僕が闇に向かって何か撮っている。。。すぐ居なくなるかと思いきや、いつまで経っても終わる気配なし。。。で、気になって声をかけてくれたようです。はじめはノゾキかと思われていたようですが(笑)で、その後しばらく話に付き合ってもらいました。しっかりブログの宣伝も。もし、また見てくれていたら、ありがとう。実は最近こういう機会が増えていて、別の日に知り合ったスペイン人の方には面白そうなプロジェクトに誘ってもらったりと、写真を通じて人と知り合うことが楽しみにも。

ところで今日のタイトル「Pink Moon, Blue Moon」はどこから来たかと言うと、ブログを見てくれている人は僕が「月」バカ。。。もとい、月ばっか撮っていることに気付いていると思いますが、期待を裏切る事無くやっぱり月が大好き。月に関して思い入れのある物も多く、「Pink Moon」はNick Drakeという1970年前後に活動していたイギリスのシンガーソングライターの曲。彼はアルバムを3枚リリースした後、自ら命を絶ってしまいました。。。彼が活動中はほとんど評価されなかったけど、残した3枚のアルバムの素晴らしさ、そしてその才能から後年再評価され始めました。どのアルバムも良いけど最後のリリースとなった「Pink Moon」はただひたすら美しい。

そして「Blue Moon」は1980年代のアメリカドラマ「こちらブルームーン探偵社」(原題:MOONLIGHTING)から。ブルース・ウィリスが初主演を果たしたドラマで、ミステリーっぽいタイトルですが内容はコメディ(かなり革新的)&ラブストーリー(かなり切ない)。ちなみに原題の"Moonlighting"には「本業の後に、夜中から朝まで副業をする」という意味が。ドラマを観るとこの意味わかります。ブルース・ウィリスは今でこそアクション俳優のイメージだけど、僕にとってはこのドラマで演じたデイヴ・アディソンこそがブルース・ウィリス。80年代にNHKで放映されていて幼心にこのドラマの持つ型破りな面白さ、そして理不尽なまでの切ない恋物語にドキドキしていたのを覚えています。ひっそりとDVDレンタルもされているので撤去される前に是非。不器用な恋しか出来ない主人公の二人にやられるでしょう。

それでは写真。今日もすべてGXR P10ユニット。










"Pink Moon" by Nick Drake


I saw it written and I saw it say
Pink moon is on its way
And none of you stand so tall
Pink moon gonna get you all
It's a pink moon
Hey, it's a pink moon
It's a pink, pink, pink, pink, pink moon.
It's a pink, pink, pink, pink, pink moon.


"こう書いてあるのを見た それには
ピンク・ムーンがやってくる
勇気のある者は誰もいないから
怒った月がお前たちみんなをやっつけてしまう、と書かれていた
ピンクの月
ほら、ピンク・ムーンだ
ピンク、ピンク、ピンク、ピンク、ピンクの月
ピンク、ピンク、ピンク、ピンク、怒った月"



*誤訳してるかも。。。